都市と農村

関満博さん『「農」と「食」のフロンティア〜中山間地域から元気を学ぶ』脱稿(2)

なぜ、人が輝くのか 関さんは産業の専門家だった。山間地域に通い詰めるようになる前は、各地の産業を尋ね歩いていた。 「特に90年代末の頃には、いずれの工業集積地域も疲弊していることに胸が痛んだ。モノづくりの「現場」の人びとは疲労感を深く漂わせて…

関満博さん『「農」と「食」のフロンティア〜中山間地域から元気を学ぶ』脱稿(1)

中山間地域に何を学ぶのか? 中山間地域にこそ、20世紀の成長型未来像にかえて選び取るべき未来の生き方が芽生えている、というのが本書のメッセージだ。 日本にはもう、ガンガン成長していくような未来はないし、望まれてもいない。しかし、それに変わる未…

『転換するグリーンツーリズム』の青木さんの講演会〜その3〜

どんな感動を与えるか では、グリーンツーリズムの本当の強さ、ディズニーさえ負けない力はどこにあるのだろうか。 青木さんはディズニーは約束された感動を与えるシステムだという。 パレードはこんなに楽しい、ミッキーとの出会いがこんなに素敵。それらは…

『転換するグリーンツーリズム』の青木さんの講演会〜その2〜

観光とツーリズム 青木さんは観光とツーリズムを峻別される。 簡単に言えば、観光とは過去のマスツーリズム、物見遊山、商業主義を象徴する言葉であり、ツーリズムとは、本来の観光、あるいはこれからのあるべき観光を象徴する言葉として使われているようだ…

『転換するグリーンツーリズム』の青木さんの講演会〜その1〜

7月12日に学芸出版社が自ら仕掛ける著者講演会の第一回、青木さんの講演会があった。 おかげさまで盛会。 遠方よりお起しいただいた皆様に感謝します!。 さて、お話しのなかで、印象深かったエピソードを僕なりにまとめ直して紹介しよう。 都市と農村の…

京都府庁のマルシェ

府庁のマルシェ 昨日は雨が降っていたが、投票にいったついでに京都府庁で行われているマルシェを覗いてきた。 京都府庁の本館は重要文化財になっており、まだ使われている部分もあるが、一層の有効活用が求められている。というわけで「府庁旧本館利活用応…