びわ湖ホール15周年オペラガラ

 今日はびわ湖ホールの15周年オペラ・ガラコンサートに行ってた。
 トリはワグナーのマイスタージンガーの最終場面、「栄えあるドイツのマイスターに受け継がれぬ限り国はダメになる」「マイスターを讃えよ」と盛りあがるなかで、麗々しくびわ湖ホールの旗がスポットライトを浴びながら降りてきた。

 まあ、ファンが集まっているのだから、良いんだけど、ちょっと能天気に過ぎないだろうか?

 一方、今日の朝日新聞読書欄に『アメリカはアートをどのように支援した来たか』の紹介が載っていたが、「右からも左からもアート支援は懐疑的な目で見られている」と書かれていた。まさに、その通り。

 もちろん、びわ湖ホールも数年前に危機的状況だったし、客演の日本センチュリー交響楽団も危機の真っ最中ってことは昨日のオープニングの挨拶でも紹介されていた。そのなかでびわ湖ホールは頑張っていると思う。それだけにマイスタージンガーのような芸術至上主義的な歌詞でもりあがるしかないのは、ちょっと残念だった。