2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

山内道雄『離島発 生き残るための10の戦略』

海士町の町長さん、山内道雄さんが2007年に書かれた本。 帯には「財政破綻前夜、生き残りに向けて立ち上がった離島の町。難問解決のヒントがここにある」と書かれている。 実際、島丸ごとブランド化など果敢な取り組みが書かれているが、一番気になったのは…

三浦しをん『舟を編む』、大崎梢『プリティが多すぎる』

どちらも編集者が主人公の物語。 三浦しをん『舟を編む』は売れているとは聞いていたが、アマゾンを見に行くと堂々1位だった。4月10日に本屋大賞をとった影響もあるのだろうが、凄い売れ行きだ。ちなみにジュンク堂系列の売れ行きをみてみると、この1ヶ月…

中川真+編集部『これからのアートマネジメント〜ソーシャルシェアへの道』

アートでソーシャルシェアって何だろうと思って買ってみた。 中川真+編集部による序文では、現在のアートとアートマネジメントには、社会問題になりやすい場から、一見何事もない日常の場まで、ともにシェアする新しい公共空間(公共圏)をつくること、また…

「都市をつくる仕事」の未来に迫る Crosstalk#3

久隆浩と「なる都市」の方々〜まちづくりで飯が喰える時代がくる!くる? 「都市をつくる仕事」の未来に迫る Crosstalk#3が4月12日に行われた。 今回はおとなしめのイントロと、久さんの「都市・まちづくりは「お金と権力」から「共感・関与」の領域へ」…

「都市をつくる仕事」の未来に迫る Crosstalk#2

「まち飯」の面々〜いま、都市をつくる仕事に、もの申す 「都市をつくる仕事」の未来に迫る Crosstalk#2が4月5日に行われた。 山崎義人さんと谷亮治さんの絶妙なパフォーマンスで始まったCrosstalk。スタッフの岩切さんが報告するので、僕は思いつきを書…

3月のイベント

被災地復興のためのビジネスイノベーション(3.08京都) 被災地のためにビジネスベースでできることを探ろうというシンポジウム。AIDMAにかえてAINAS(Attention Interest Network Action Share)を提唱されている佐分利さんの基調講演のあと、yahooや深仲メ…

森巣博『日本を滅ぼす〈世間の良識〉』

日本の現状を糞味噌にけなした本。 とりわけ大手マスコミの堕落にたいして厳しい。 「利潤の私益化、費用の社会化」が新自由主義思想のキモという断定は、スッキリしていて気持ちが良い。だが、読んでいて明るい気分にはなれない。もう、ほとんど絶望という…