東京の様子

 4月7日から東京に断続的に10日間ほど行ってきた。
 こういうことを言うと東京の人にきっと怒られるだろうけど、東京はすごい人出で賑わっていた。


 7日、佐々木さんのセミナーの準備で4時過ぎに上野に降りると、人がわんさかいる(下の左の写真)。谷中の椎原さんによると、例年になく寂しいのだそうだが、とてもそうは思えない。
 帰り際、真っ暗ななかで花見の人たちのざわめきが聞こえてきた。ちょっと不思議な感覚だった。
 ちなみに桜は東京でも綺麗に咲いていた。



 


 8日、早稲田でのフォーラムを終えて、佐藤滋先生たちと一杯飲んだあと、山手線に乗るともっと驚いた。ラッシュだ(下の左の写真)。
 ちなみに次の日、京都に帰ってみると、地下鉄は下の右の写真のように閑散としていた。これじゃ、赤字になるわけだ。
 だから、羨ましいのが半分、あんなに人が多いのはかなわんな、というのが半分とういところ。



 


 東京圏にこんなに人が一杯いることについては、『緊急インタビュー「震災・原発事故とまちづくり」』でも、幾人かの人は話題にしていた。
 蓑原さんは「国の形、システムを再編成できるか」がポイントだと言われるし、神戸の小林郁雄さんは東京の人たちは直下型きたらどうするんだ!?と半分怒りを込めて語っていた(http://www.gakugei-pub.jp/higasi/i017koba.htm)。


 このまま東京にすべてのものが集中したまま、東京が潰れたら、日本全体がおかしくなることは目に見えている。
 地震原発事故も自分の所では起こって欲しくないが、その次に起こって欲しくないのは東京だ。人迷惑に過ぎるからだ。

 しかし、五十嵐敬喜さんが言うように「今は東日本の復興と原発問題に重点が置かれていて、東京をどうするかまでは理屈では分かっていても、実際には頭も体も動かない状況」というのが正直な所らしい(http://www.gakugei-pub.jp/higasi/i011iga.htm)。


 今は、東京が直下型や原発事故でやられないことを祈るしかない。


○緊急インタビュー「震災・原発事故とまちづくり」
http://www.gakugei-pub.jp/higasi/index_i.htm