京都・国際学生音楽フェスティバル3日目

 今日はドイツとオーストリア
 オーストリアシューベルトの歌曲をうたってくれたのだが、歌詞をみると、乱暴な子どもに折られてしまう「野ばら」。冷酷な漁師に騙されて釣られてしまう「ます」を何も出来ずに眺めている恋している男。それに去っていった男に恋いこがれて死の接吻を夢見る「糸をを紡ぐグレートヒュン」など、暗くて、寂しくて、やるせない。
 こんな歌詞だったのかと、改めて思った。
 合奏のアンコールはベートーヴェンの「優しき愛」。Ich liebe dichと歌うイギリスのテノールの学生が、ちょっとトマス・ハンプソンのにやけ顔に似ていると思った。(ワイフは否定)。
 やんや、やんやの喝采で、同じ曲を二度演奏してくれた。いままで、なかったような気がする。