第1回関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル

 京都コンサートホールからの案内メールをたまたま見て、今日、音楽大学オーケストラ・フェスティバルが開かれることを知って、行ってみた。


 関西の音楽大学ってのは大阪音楽大学大阪芸術大学京都市立芸術大学相愛大学同志社女子大学大阪教育大学神戸女学院大学武庫川女子大学なのだそうだ。


 東京では8大学が共同して、2大学ずつ四日にわたるフェスティバルをやっているそうだが、関西では、合同オーケストラをつくって1回だけ公演することにしたという。合同練習は3日間だけ。だけど、神戸とか大阪芸術大学とか、遠いから半日がかりだそう。大阪と京都にわけて二つの楽団をつくり、京都と大阪で練習しようという企画だったが、遠方の方々も「一緒にやろう」と言ってくれたとのことで、大編成のオーケストラが実現した。


 演目は歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲、婚礼の合唱、サン=サーンス交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」op.78、ホルスト組曲「惑星」op.32。指揮は秋山和慶 円光寺雅彦氏。オルガンは山本真希相愛大学講師)。


 学生さんの演奏は真面目で気合いが入っていて好感が持てたし、何と言っても大編成の迫力には大いに満足。ティンパニーの子がカッコ良かったし、金を金槌で叩いているも面白い。
 いままで、コンサートホールでオルガンが奇麗に聞こえたことがなかったのだけど、今日はどういうわけか気持ちよく聞こえたのも良かった。
 1000円で楽しませてくれたのだから儲け物。


 京都市立芸大と京都コンサートホールが中心となり、ローム文化庁の「優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業」の助成を得て作られたそうだが、来年からも頑張って欲しい。

(おわり)