『涼宮ハルヒの分裂』

 自宅でパソコンの前に座ると暑くてぐったりしてしまうので、ブログを1ヶ月ほどさぼってしまった。
 暑さがぶり返してきたら、また、退却だけど、とりあえず話題を一つ。

 流行り物も読まなくては、というので、涼宮ハルヒシリーズを買って読んでみた。といっても今年話題の『涼宮ハルヒの驚愕』の一歩手前、『涼宮ハルヒの分裂』までの全9冊だ。

 最初は涼宮ハルヒの傍若無人ぶりだけが目立っているうえに、文章もなじめなくて、あまり読み進めなかったのだが、中途から、文章にはなれて、スピードアップできた。

 ハルヒの傍若無人は9巻を通して強調されるのだが、だんだんパワーダウンというか、我が儘で強引で暴力的だけど、仲間を思いやるガキ大将みたいになってくる。

 そしてやたらと、仲間、仲間と強調されるようになってきて、面白いところろもあるんだけど、どうも緊張感が薄れてきて、とうとうパラレルワールドに突入して9巻が終わった。

 そういえばONE PIECEも、海賊王になる少年の話なのかなと思っていたら、ともかく「仲間」の話になってしまっている。先週放映していた「アラバスタ王国」編なんか、なんでビビが仲間なのかすら良く分からないまま、ともかく、大切な仲間のために命をかけて闘う事だけが強調されていた。

 なんだか「仲間」「仲間」ってうるさいぞ、って気もするのだが、年寄りには分からない世界なんだろうか。

(おわり)