不信任案だって!? 加えて民主党分裂!?
連休前後からの花粉症に加え、風邪をひいてしまってブログがほとんど書けなかった。
復活!第一弾にこんなことは書きたくないが、今の政治はなんだ!!。
野党が不信任案を出すのは、まだ良い。野党なんだから、ここらで一発かましておこうというのもありだろう。
しかし与党なのに賛成するなんて、一体なにを考えているのだ。
震災の被災地には、未だに冷えたお握りしかない避難所だってあるというではないか。ガレキの撤去もライフラインの復旧も、進んでいない被災地だってあるそうだ。復興どころか、復旧の初期段階で足踏みしている。
原発事故もまだ先が見えない。
誰が何を指示した、しなかったとか言い合っているが、そもそも非常時の技術的な手順が十分に検討されていないこと自体が、おかしい。
炉心溶融なんてことがおこったら、どう対処するのか、基本は定められていて、あとは現場で技術者が判断していく。どうしようもなくなったとき、現場の人命を犠牲にしても事故の拡大阻止をはかるのか、諦めて撤退するのか、これには政治判断が必要だろう。だが、海水をいれるかどうかなんて、事前に十分に科学的技術的に検討されているべきじゃないか?
大あわてで政治家や専門家が、ああだ、こうだ、と議論しているようでは、すでに負けている。
いわば敵は絶対に攻めてこないと安心しきってだらけきっていたところに夜襲を食らったようなものだ。とんでもない失態だが、それでも敵襲の最中に、司令官の首をすげ替えるだろうか?
ホントに政治家はあてにならない。
こんな体たらくでは、ますます理屈抜きに強いリーダーを求める声が出てくるのではないか。
寺島実郎さんは関東大震災後の不安が、大正デモクラシー・国際協調から戦争へと突き進んだきっかけになったと警鐘を鳴らしていた。
その点はまったく同感だ。
政治家は、1億数千万の生活と命、将来をもてあそんでいるのではないかとすら思えてくる。