葵祭

 今年の葵祭は日曜日と重なり、しかも久しぶりの快晴。毎年見に行っている嫁さんによると例年より人が多かったという。

 災害を起こす賀茂の神々の祟りを鎮めるために始まった神事が起源らしいが、今は京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで約8kmの道のりを平安後期の衣装に身を包んだ人たちが歩く路頭のの儀が有名だ。

 その主役は斎王代
 今年の斎王代同志社大学4年生の金井志帆さん。第23代の斎王代だった秀美さんの長女だそうだ。歴代の斎王代を見ると、第何代の長女とかが多い。公募ではなく寺社・文化人・実業家などの令嬢が選ばれるという。


 ところで「代」とついているように、これは本物ではない。
 斎王は賀茂神社に御杖代として仕えるために皇室から差し出された内親王・女王のことだが、今はもう皇室から女性が差し出されることもない。だいち葵祭斎王代など女人列が登場したのは1956年と戦後のことだという。

 さて写真のように結構あでやかだけど、町中に写真をとるとバックの町並みや看板が目立ってしょうがない。現場で見ているとそう気にはならないのだが、写真を撮るなら御苑のなかがお薦めだ。