遅咲きのヒマワリ(5) 地域おこし協力隊


 先回、「二階堂さんのお姉さんは、妹への対抗意識が高じて不倫を匂わせ、次回予告編では不倫相手のベッドのなか」と書いたけど、これは間違いだった。高知の既婚の先生と当てにならない恋をしていたのは今井春菜さん。島田さよりさん、ごめんなさい。どうも女の人の顔は区別が付かなくて・・・・

 今日は第5話。前半が終了ってことで、小平丈太郎君が、仲間たちの過去を次々と知っていく。まずは二階堂かほりさんと弘樹が昔つき合ったことを知り、弘樹の親父が荒れていることを知り、順一のお店が危機にあることも知る。

 一番の取り引き先の倒産に動揺した順一の親父さんが、お前を高知から出すべきだったというと、順一は「東京の大学にいったって、仕事なんかないさ。丈太郎も仕事がないからここにやってきたんだ」とやりかえす。「親父の時代とは違うんだ!」。だが親父は「そんなのは頑張りが足りないだけだ!」と一喝する。それを丈太郎は偶然聞いてしまう。

 そして、丈太郎が真木よう子に「東京にいたときも派遣で、どんなに頑張っても3年の契約だった」「地域おこし協力隊も3年なんだ」。頑張ってはいるんだけど何のために頑張っているのか分からなくなる。でもまずは救急救命の上級講習を受けようと思うと言うと、真木よう子が「いいんじゃない」「それ、凄くいいよ」と励ます。
 単純にも舞い上がった丈太郎は森下彩花さんに報告に走り、慌てた真木よう子が追いかけるも虚しく、彩花さんが弘樹君が同棲していることを知ってしまうと言う展開。
 このときの弘樹君。とてもハンサムに映っていた。メイクが違うんだろうか。
 真木よう子は、なんで丈太郎を追いかけるんだ? まだ恋もしていないのに・・・


 それはともかく今回も地域おこしの陰は薄かった。
 順一が古民家のお掃除を島田さよりさんに手伝ってもらうシーンはほんの一瞬。それもちょっと前まで宿に使われいたという古民家のなかに残っていた寝乱れた布団を前に二人がひるむという、意味深な場面だけだった。

 ただ、「地域おこし協力隊も3年契約」というのは事実。だが、これは派遣の3年とはちょっと意味が違う。もともとは地方への移住を促進するための制度なので、3年間の間に起業し定住するということも大きな狙いだ。ただ受け入れる地域によって温度差があり、強制もされないが、その狙いを丈太郎君は知らないという設定らしい。


 果たして、あと5回で、起業定住に向かうのか?
 真木よう子は東京には戻れないと覚悟してガンの専門誌を捨て高齢者医療の本を読んでいた。真木よう子とひっつくなら、やっぱ、起業するなり、なんなりしないとヒモに一直線。
 これからが楽しみだ。


 追:あとで思いついたんだけど、ほんのちょっとしか出てこなかった古民家の宿泊施設、管理者が高知にいってしまって空き家になっているということだから、あそこに住み着いて、宿泊業を再開するって手があるな。
   もし、料理も出せるようにすでに改造されているなら、その改造に何百万もかかっているはずだ。ほっておくのは勿体ない。

(おわり)

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