サキドリとカンブリア宮殿

NHKサキドリ『秋本番!知って得する?サイクリング新事情』(11.4)

 今日のサキドリは「サイクリング新事情」。最近は女性のサイクリストのことをチャリーナということを知った。ネットで探してみると、キレイ女子自転車部「チャリーナ」というサイトがちゃんとあって、番組にも出ていた絹代さんの綺麗な写真も出ている。番組よりも写真のほうが綺麗?? ちょっとカッコつけすぎ!?

 そのほか、那須高原で自転車を中心としたまちづくりと観光振興をめざして、市民組織「那須高原オールスポーツアソシエーション(NASA)ができ、店舗に駐輪施設の設置を呼びかけたり、食べ走りツアーを開催している様子が紹介されていた。
 また、自転車専用道のあるしまなみ海道のサイクリング大会には1000人も参加しているという。巨大な橋だが、走ると気持ちよさそうだ。空を飛んでいるような気分になるらしい。
 この大会も、しまなみ海道を愛し、繰り返し訪れてくれる人が増えることを願って、地元の自転車愛好者や自転車屋さんなどのボランティアで支えられているという。

 京都でも京都サイクリングツアープロジェクトが以前から頑張っているが、自転車を生かした観光振興やまちづくり、さらに様々なスモールビジネスの可能性が広がっている。
 会社のスタッフ・岩崎さんは自転車をつかった市民ビジネスの本を準備中だ。
 乞うご期待。

カンブリア宮殿『ブルースタジオ』(11.1)

 先週のカンブリア宮殿は、「築40年の木造長屋が大人気住宅に!“家賃を倍”にする不動産再生集団!」と銘打って、ブルースタジオの大島芳彦さんと石井健さんが出ていた。

 賃貸不況のなか、築数十年という木造平屋の物件を、素敵にリノベーションし、新築マンションを上回る家賃で、しかも満室を続けているという。
 紹介された最初のキモは、建具をはずしてしまって、建物の可能性を探ること。
 そして、周辺のまち歩き。そこがどんな町で、どんな賃貸物件が求められているのかを読みとる。
 紹介されていた例では、ファミリー向けの物件にするために、大家さんがもっていた駐車場に増築して「離れ」のある住宅にしていた。
 また「つながり」という付加価値をつけているのも彼らの特徴だ。
 住民たちが寄り集まるイベントが日常化している、下北沢のシェアハウス、そして市民菜園とレストランを組み合わせ、若い世代と高齢者の交流を生み出した公団住宅(日野市)の再生。いずれも人気だという。
 この日野市の公団住宅は廃墟のようになっていたそうだが、ともかく敷地が広々としていた。その広さを生かし、専用庭を設けたり、市民菜園にして大人気になっているという。容積を目一杯つかうという発想を捨てれば、素敵なことができるということだ。

 個人住宅のリノベーションでは、物件探しから設計、施工までをワンストップで引き受ける。そして設計前に行う客へのカウンセリングに力を入れる。生活の価値観を細かくヒアリングし、物件づくりに生かすのだという。
 最後に村上龍が、僕たちはまだ物不足の時代の呪縛に囚われているんじゃないか、もうスクラップアンドビルドの時代は終わった。これからはリノベーションだと締めくくっていた。

 結構分かりやすく、魅力的にまとめられた番組だった。
 社でもスタッフの知念さんがブルースタジオの本を準備中だ。果たしてテレビを超えられるか?。もちろん対象も狙いも違うのだが、なかなか手強い。


(おわり)


NHKサキドリ(11.4。消えているかも)
https://cgi2.nhk.or.jp/sakidori/cafe/form2.cgi?cid=1&pid=886
カンブリア宮殿(11.1)
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20121101.html

○当社関連本
古倉宗治『成功する自転車まちづくり 政策と計画のポイント』
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2491-3.htm

中谷ノボル+アートアンドクラフト 著
『みんなのリノベーション 〜中古住宅の見方、買い方、暮らし方』
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1222-4.htm