文部省旧館探訪
2月のある日、N先生との打ち合わせで文化庁のラウンジを使った。
その後、一箇所用事をすませ、教えてもらった旧大臣室を見に行った。
正式には文部科学省情報ひろばといって、旧大臣室を公開しているほか、文部省の歴史を展示している。
写真は旧大臣室。
創建当時(昭和8年)に復原されている。
ガードマンのおじさんが結構熱心に説明してくれる。
この机を最初に使ったのは鳩山一郎だとか、これは森有礼が職員に与えた自警だとか、この木と家具は本物だとか・・・。
そして左の写真のRの部分をさして、これは何のためかわかるかな?と謎々を出してきた。
角がまるなっているので秘密警察が潜む隠し部屋でもあるのかと思ったら、違った。
外から銃撃されたときにその角に隠れると安全なように鉄板が入れてあるのだそうだ。なるほど、外からでは壁が邪魔になって直接狙えない。
こちらは展示室においてあった給食のレプリカ。
左から明治20年ごろ、そして僕が食べていた昭和30年代前半、右端が昭和60年代前半。
確かに豊かになっているが、明治20年代の鮭も美味しそうだ。
N先生の説明によると文科省が超高層ビルになったので、一種の公益施設としてラウンジや情報ひろばが設けられたのだそうだ。
昔は旧館で事足りていたはずなのに、超高層ビルのでかいこと。
それだけ良い仕事をするようになっているのだろうか?
(おわり)